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一級建築士事務所 ブラーマ190

建築イノベーションの時代!
神戸から建築維新を実践する設計事務所!!

劣化診断報告書

 あらためて聞かれると、職業名は知っていても意外にご存じないものです。「図面を書いたり、工事現場で指示する人」と部分的なイメージはあっても本当の姿は「?」となる方が殆どの様です。以下、建築家や建築設計事務所の仕事を解りやすくまとめました。

・建築家・設計事務所は、「お医者さん」です
 先ず、建物を使う方、住む方の希望や生活慣習、建設地の状況、環境などをチェックして設計に入ります。まさにお医者さんが細かく診断し、最適な治療をするように調べ、それぞれの診断結果に合わせて、最適な建物のカルテ(設計図)をつくるのです。
建物は、人間の健康にとって大切なものであり、それを設計する建築家・設計事務所は、まさに健康や快適さを考える「建物のお医者さん」ともいえます。
・建築家・設計事務所は、「法律コンサルタント」です
 建物を建てるうえで、気になるのがさまざまな法規制です。また、法律だけでは解決できないご近所などとの問題もあります。商業地か、住宅地か、道幅はどれくらいなのかにより建物はいろいろ制限されますし、工事中の騒音、日照など隣り近所への影響なども解決しなくてはならない問題です。
これらの問題に、建て主様の身になって対応する建築家・設計事務所は、いわば「建築の法律コンサルタント」とも言えます。
・建築家・設計事務所は、「財務マン」です。
 こうしたい、ああしたいといろいろ希望はあっても建築には、あらかじめ予算があるもの。しかしその資金を上手に生かし、希望を最大限かなえるのも建築家・設計事務所の腕です。
 建設会社から独立した立場で、建て主様の利益を守る建築家・設計事務所は、建設会社から出された見積書をしっかりチェックしたり、建物そのものにかかる費用から、実際に使用してからかかる費用まで、経済性の問題をも考えます。まさに建築家・設計事務所は「建物づくりの財務マン」でもあるのです。
・建築家・設計事務所は、「演出家」です
 「こんな風に使いたい、暮したい」建物への夢や希望をどんなカタチにするか、いかにオリジナリティのある空間を創造するか、建物という舞台で生れるドラマを演出するのも建築家・設計事務所です。階段の場所や照明の位置ひとつでもドラマはいろいろ展開することでしょう。オリジナリティのある建物づくりであなただけのドラマをつくりだす建築家・設計事務所は、「建物の演出家」とも呼べます。
・建築家・設計事務所は、「キャプテン」です
 設計図づくりだけを建築家・設計事務所の仕事と考えている方がずいぶんいらっしゃいます。しかし現場に行き、設計図通りに工事が行われているかを監理するのも建築家・設計事務所の大切な仕事です。しかも建設会社に属さない建築家・設計事務所だからこそ、品質管理など厳しくチェックできるのです。
設計図を海図とすれば、その図面通りに工事(航海)が進んでいるかをつねにチェックする建築家・設計事務所は、「建物づくりのキャプテン(船長)」とも言えます。
・建築家・設計事務所は、「環境問題専門家」です
 環境問題は、地球の温暖化や酸性雨などと同時にもっと身近な環境、例えば、街の美観や景観、自然との調和、歴史のある建造物の保存なども大切なテーマです。
 建築家・設計事務所は、地域社会のよりよい環境づくりをめざし建て主様はもちろん、市民や行政などにも働きかけたりしています。そして、ときには建て主様の希望に「ノー」ということも建築家・設計事務所の大切な役割だと思います。
 建物はひとつだけ孤立しているわけではありません。街全体との調和、自然との調和も大切なテーマであり、建て主様の利益はもちろん、公共の利益も守る建築家・設計事務所は、ちょっとオーバーですが「環境問題専門家」でもあります。
・建築家・設計事務所は、「一生のパートナー」です
「建物は住んでみたり、使ってみないとわからない」と言いますが、建築家・設計事務所の仕事も建てただけでは終わりません。
年月とともに変化する建物を使う方、住む方の声を聞き、快適に過ごすためのアドバイスからアフターケアまで、しっかりフォローします。
建て主様との信頼関係で結ばれた建築家・設計事務所は、いわば建物を通じての「一生のパートナー」。
年月とともにドラマを刻む建物をずっと見守り続けていきます。

*ポイント:建物を通じて、あなたと一生付き合います。